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サンタライダーズ2021-いすみ班のRun For Kids

更新日:2022年1月17日

いすみ班のRun For Kids

まだ重たい雲の下、野呂PAを出発して九十九里ビーチラインを南下中の「いすみ班」一行。

いつものように対向車や沿道の人々に手を振ると、その反応がいつもと少し違うことに気づきました。


ありがとう DJ  KOUSAKU

私たちが大きく手を振ると、対向車の中の家族連れがにこやかに手を振り返してくれます。

それに加えて今回は、お仕事中の運送業の方多くの方もニコニコと機嫌よく手を振り返してくだいました。

実はこの数日前に、我々Peacemaker代表の道家尚巳氏が、千葉のFM局(Bay FM)でDJ KOUSAKUさんの「HEARTUCK」という番組に出演し、サンタライダーズがこの辺りを走ることを放送の中で伝えてたのもその要因だった様で、その数がいつになく多かったのが印象的。

そればかりか、サーファーのリスナーも多いというこの番組の効果もあって、砂浜からサーファーの方々も私たちに大きく手を振ってくだ去ったおかげで、曇天のながらも、とても晴れやかな気持ちで走ることができました。


「わぁ、いつになく今日は沿道の皆さんの反応が良くてありがたいね」

などとインカムの会話に花を咲かせながら、一行は最初の休憩ポイントである一宮PAに到着。

このころには重々しかった雲の間に明るい光が差し込むようになってきました。


きりんさんと合流

この一宮PAで、私たちは北原きりんさん(以下きりんさん)と合流。

きりんさんは木更津出身の作家さんで、子どもや天使などをモチーフにした柔らかいタッチの墨絵が、日本だけでなく海外からも高く評価されている素晴らしい方です。


今回は、子どもたちと一緒に画を描くワークショップを開いてくださいます。


一宮での休憩を終え、ほどなくして子どもたちが待つ乳児院と児童養護施設の入り口前に到着。

女性スタッフが乳児院(0~2歳)の子どもたちにプレゼントを渡している間に隊列を整えながら、ここでしばらくの間、施設に入るタイミングを見計らって待機します。



その間も、道行く車に手を振れば、多くの方が笑顔で手を振り返してくださいます。


私たちがサンタになってここを訪れるのも13年目。

地元の方々はこのサンタの一団が何をしにやってきたのかをご存知なようです。

この後は、先行して乳児院への訪問を終えたスタッフが本体と合流し、

サンタライダーズがいよいよ施設の子どもたちのもとに参上します。


バイクは子どもたちの心の入り口

サンタたちが施設に到着すると、子どもたちはすぐにニコニコとやってきて、「このバイク、カッコいいね」と言いながら大人との距離を縮めていきます。


子どもたちは、『このおじさん・この姉さんなら、話を聞いてくれそうだ』と、大人たちを見定めながら、大人の気持ちの中にスルスルッと入り込むのがとても上手。

こちらもいつの間にか、まるでいつも遊んであげている近所のおじさん・お姉さんのような気持になってしまうから不思議です。


天まで届け

そんな子どもたちとの触れ合いの中、広場の中央で北原きりんさんが絵を描き始めました。





そうしてできたのがこちらの絵。



タイトル;「子どもは未来の宝もの」


きりんさんが、子どもたちやサンタたちと一緒になって描いた、夢のような絵の完成です。

絵の中には、笑顔の子どもたちと太い木の幹。

そこにみんなも手形の花が咲き、幹の先に「子どもは未来の宝物」と大きく書かれています。

子どもたちの夢が大きく花開く未来は、きっと素晴らしい世の中になるに違いない。

そんな期待が、大きな画面目いっぱいに表されているようで、なんとも素晴らしい絵です。

この絵が描きあがったころには空は快晴。

今朝は冷たい雨が降っていたことなど、とうに忘れてしまっていましたが、

それはまるで、この絵に描かれた木の幹の先に繋がっているような青空でした。


きりんさんは2年前のサンタライダーズにも参加されていて、その時も今回のようにこの施設の子どもたちの前で一枚の絵を描き上げてくださいました。

その時の絵がこちら。

「天までとどけ」と大きく描かれたこの絵は、現在も施設のホールに大切に飾られていて、そのホールで私たちは、子どもたちからハンドベルの演奏をプレゼントされました。

子どもたちが奏でるベルの音は美しく、この絵を改めて眺めながら、一緒に遊んだつかの間の時間を反芻し、「あぁ、今日は子どもたちのこの素敵な笑顔が雨雲を吹き飛ばしてくれたに違いない」と確信したサンタたちでした。


ありがとう、みんなとっても上手だったよ。


私たちからも子どもたちにプレゼント。

ささやかなものだけれど、みんな元気に「ありがとう!」とにこやかに受け取ってくれました。

子どもたちの人懐っこさにはいつも癒されます。

その笑顔に引き寄せられて、メンタルな距離をとっても近くに感じました。

思春期の子たちはちょっと遠巻きに見ている子もいるけれど、ニヒルな気持ちが垣間見れてそれもまたかわいく思えたり。

また、13年も訪問を続けていると、「おぉ、あの子こんなに大きくなったんだねぇ」と成長を喜んだり。

私たちにとっても子どもたちが元気でいてくれることがかけがえのないことですし、その笑顔に毎年会えることが力になるのです。


職員の皆様にもお礼を伝え、子どもたちに「また来年なぁ!」「元気でいてくれよぉ!」と声をかけながら、施設を後にしたサンタたちでした。


施設を去った後の天気予報はなんと雨予報。

これまでもサンタライダーズは何度か雨に降られていますが、どの年も子どもたちに触れ合う時間だけは、必ず雨が止むから不思議です。


いつもならこの後は、千葉の各地に向かった各班が、クリスマスイルミネーションに輝く千葉ポートタワー前に集結して記念写真を撮るのですが、ネガティブな天気予報故、それは来年までお預け。


代わりに海辺で集合写真を撮って現地解散することになったのですが、そこは『代わりに』なんていったら罰が当たりそうな青空。

この美しい青空が私たちにもう一つのご褒美になったような気がして、いつもとは違った良い記念になりました。

Run For Kids!

2022年も必ず来るから、良い子で待っててね!HO-HO-HO!


以上、いすみ班の活動レポートでした。

下のリンクから、ほかの方面の施設を訪問した各班の活動も是非ぜひご覧ください。


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