SANTA RIDER SUMMER CUMP
児童福祉施設の卒業生の就職や進学の支援・応援活動
Make Ride Santa
SANTA RIDER SUMMER CAMP
衣装を脱いだ素顔のサンタさんの夏
12年間のサンタライダー活動で交流を深め、信頼関係を築いてきた私たちサンタライダーは、2019年より新たな活動を開始しました。「サンタライダーサマーキャンプ」と名付けられたこの活動は、施設の子供達に素顔のサンタライダー達と触れ合ってもらい、卒業する子供たちとのつながりと絆を作り上げるという活動です。この活動では、児童福祉施設の高学年（中学生・高校生）を大多喜・風の村キャンプ場へ招待しキャンプ体験を一緒に行い子供たちとの信頼関係をさらに深めることを目的とする事と、この年、卒業する施設の卒業生の就職先や進学先の手助けが出来るような活動を目標としています。
同じ太陽の下、同じ星の下で子供たちと一緒に思いっきり遊ぶ！
この活動は、基本的に「企業様」にご参加頂き、卒業する子供たちの未来の扉を開ける「就職先の受け入れや進学支援」お手伝いをして頂くことを目的としています。しかし、児童福祉施設にいる子供たちの事情は様々です。不幸な事故や事件に巻き込まれてご両親と別れて過ごす子供達、家庭の事情で家族がバラバラになって施設にて過ごす子供達、中には児童虐待によって法的に両親と離れて過ごす児童もいます。
実は、多くの施設のみなさんやその関係者の大人の優しい愛情で守られている児童福祉施設で過ごす子供たちはとても素直で明るく元気な子がたくさんいますが、それでも多かれ少なかれ、私たちには計り知れないほど小さな子供たちの心は傷ついています。この子たちにとって施設を卒業してからの未来が本当に見守ってくれる大人がいなければいけない時期なのです。
施設という環境から卒業を機会に突然「社会」という荒波に船を出す子供達、一般的な家庭で育ってきた子供たちでさえ不安でいっぱいになるこの歳頃、特に施設を卒業した子供たちはこの時期が一番大切なのです。20歳になるまで彼らには少なかれ多かれある程度の一般的な子供達とは違う様々な社会のシステムというギャップに悩みます。
特に人間関係とか大人との付き合いという点では、多くの不安や悩みを抱えるのです。そんな彼らだからこそ、せめて20歳、成人するまで社会のルールや社会の厳しさ、そしてその環境で活きていくという事実を教えてくれるサポーターが必要なのです。
このキャンプにおいてご賛同・ご協力頂ける企業様やオーナー様、個人事業主の皆様には少しだけお願いがあります。
①この活動における求人は一般的な求人ではありません。
この活動は人手が足りないから募集するという一般的な求人ではありません。あくまでも子供たちの「やってみたい！」「一緒に頑張ってみたい！」それが優先となります。
②子供との絆作りが優先の求人活動です。
施設の職員さんが口にします。子供たちは基本的に大人を信用していません。その扉は固く閉めた信頼という扉を開けることが採用の前提となります。ルールは簡単、たった一晩、一年に一度ですが、この日は子供たちと全力で向き合い、全力で一緒に遊んであげてください。そのうえで「このおじちゃんおばちゃんなんか好き」こんな風に子供たちが思ってくれたらそっと声をかけてあげてください「どうだ？うちで働いてみるか？」
③子供たちの父親や母親になることではありません。
両親と訳があって離れている、またはご両親がいない子供達ですが、この活動で「採用」に慣れた場合は、お父さんやお母さんになる必要はありません。そんな大きな責任と子供たちの期待を簡単に決意するべきではありません。参加頂ける企業様やオーナー様にお願いすることは、近所の面倒見の良いうるさいおじちゃん・おばちゃんになって頂きたいのです。ちゃんと距離を保ち、大人としてのお付き合いが出来る子に育つように時には厳しく時には優しく接して頂ければ幸いです。もはや「死語」かもしれませんが、昭和の時代の偉大な経営者のみなさんは多くの方がこうおっしゃりました「社員は家族だ！」そんな思いで、子供達のみならず今いらっしゃるスタッフさんにも愛情を注いで頂ければ幸いです・・・あなたの会社に来てくれたこの子たちにとって会社とは自分の居場所であるのです、つまり会社は彼らにとって「家族」ですから。
2019年のサンタライダーサマーキャンプの様子はこちらのブログでご覧ください。
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