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夏の気仙沼、今年もサンタがバイクで走った

5年目の気仙沼

2026年6月6日。かもめが舞う港町・気仙沼に、今年も季節外れのサンタクロースたちがバイクでやってきました。

彼らは「サマーサンタライダー」。

これは、18年前千葉のライダーたちが始めた一般社団法人Peacemakerの礎となった活動で、今もなお継続されているライダーによる児童福祉施設の後方支援活動です。

この活動と並行して、私たちは11年前から東日本大震災の被災地復興支援ツーリングも続けてきました。

千葉と宮城。

互いのライダーがお互いの地域を行き来しながら育んできた絆は、少しずつ枝葉を広げ、さまざまな"果実"を生み出してきました。 毎年気仙沼で開催している「サマーサンタライダー」も、その一つ。

クリスマスには雪に閉ざされる宮城で、子どもたちにサンタクロースからプレゼントを届けたい。そんな想いから生まれたのが、南半球のサンタのように真夏を走る「サマーサンタライダー」です。

行政や児童福祉関係者の皆様との協議を重ね、2021年にスタートしたこの活動も、おかげさまで今年5年目を迎えることができました。


今年は"クール"なサマーサンタ?

関東から参加したライダーたちの多くは前日からの前泊参加。 季節外れの台風の接近により、一時は開催中止も検討されましたが、全員の願いが通じたのか台風は進路を変え、辛くも予定通りの開催が可能に。

しかし、そんな台風の影響もあってか気温は12~18℃。

宮城へ向かう道中も気温はほとんど上がらず、「いつもの夏装備」で来たライダーたちは、慌てて予備の長袖を引っ張り出すことに。

毎年、汗だくになるサマーサンタも、今年は防寒対策に追われるスタートとなりました。

そんな冷え込む道中に耐えた先で、ライダーたちを温かく迎えてくださったのが、毎年宿泊でお世話になっている「唐桑御殿 つなかん」の皆さんです。

中央右で黒いT シャツを着ているのが女将さん。太陽みたいに暖かい方です。
中央右で黒いT シャツを着ているのが女将さん。太陽みたいに暖かい方です。

「町の子どもたちのためにありがとう。夏の走るサンタを見たら町の人もきっと幸せになれる。皆さんの活動は、子どもたちだけでなく大人にとっても憧れなんですよ。」

そう話す女将さん。 「気仙沼で真夏にバイクに乗ったサンタクロースを見たら幸せになれるんだって!!」 私ね!そう言ってみんなに教えてあげてるの!!! そんなおかみさんの笑顔に、ライダーたちの心も自然と温かくなりました。

「RUN FOR KIDS!」いよいよ出発


翌朝。

大漁旗を大きく振る女将さんの見送りを受けながら、サンタたちは出発拠点へ向かいます。


女将さんは私たちが見えなくなるまで、盛大に大漁旗を振り続けてくれていました。
女将さんは私たちが見えなくなるまで、盛大に大漁旗を振り続けてくれていました。

毎年の出発拠点としてお世話になっているのは、気仙沼港にほど近いライダーズカフェ 「Cafe RST」。



今回も店舗を貸し切りにしていただいたほか、地元への広報活動にもご協力いただくなど、多方で私たちの活動を支えていただきました。



ここでは先行して到着していた関東組に続き、宮城や福島など東北各地からもライダーが続々と合流。久しぶりの再会に会話が弾みます。全員が揃うと、走行ルートや注意事項を確認するブリーフィング。そして最後は恒例の掛け声です。


「RUN FOR KIDS!」


全員の想いを一つにして、サンタたちは子どもたちの待つ丘へ向かって走り出しました。


町の歓迎、そよぐ風より暖かく

走り出す頃には、厚い雲の切れ間から青空がのぞき始め、やわらかな日差しが街を照らします。サンタたちが沿道へ手を振ると、笑顔で大きく手を振り返してくださる人たちの姿。


今年は市民LINEや広報などを通じて、サンタライダーの走行ルートや時間が広く周知されていました。その成果もあってか、沿道にはわざわざ建物の外へ出て手を振ってくださる方の姿が数多く見られ、町全体が笑顔で迎えてくれたことは、5年間続けてきた活動が少しずつ地域に根付いてきたことを感じさせてくれるうれしい出来事でもありました。


今年も会いに来たよ

そうした町の人々の暖かな応援を受けながら、サンタたちは子どもたちの待つ丘へ。

バイクを並べ終えると、近所のお年寄りたちも集まり、季節外れのサンタの来訪を一緒に楽しんでくれました。 しばらくすると、どこからか子どもたちの声が聞こえてきます。

「あ、サンタさんいた!」

その声をきっかけにするように、1人、また1人と子どもたちが集まってきました。

全員が揃ったところで、まずはサンタたちからご挨拶。


「みんなに会いたいサンタたちが、遠くの町からたくさん集まってくれました。今年もお約束通り、会いに来ましたよ!」


そう話している間も待ちきれないのか、子どもたちは少しずつサンタとの距離を縮めていきます。

一歩二歩と子どもたちがサンタに距離を寄せてきています。
一歩二歩と子どもたちがサンタに距離を寄せてきています。
挨拶の後は、一般社団法人Peacemakerから施設後援会へ支援金を贈呈。
挨拶の後は、一般社団法人Peacemakerから施設後援会へ支援金を贈呈。

その後はプレゼントタイム、1人ひとりへプレゼントのお菓子を手渡していきました。



アイドル竹川優香さんも参加

今年はモデル・タレントの竹川優香さんも、忙しいスケジュールの合間を縫って参加してくれました。

2024年にも参加してくれた竹川さん。

「えっ、本当にアイドルなの?」

「どうしたらアイドルになれるの?」

そんな子どもたちの直球な質問にも、持ち前のコミュニケーション力で笑顔いっぱいに応えてくれていました。

☆竹川由華さんの情報はこちら↓ YouTube Instagram

本当のプレゼントとは

プレゼントタイムの後は、お待ちかねのバイク交流タイムです。

子どもたちは、ずらりと並んださまざまなバイクに次々と跨ります。

「これ何のボタン?」

「何キロくらい走ってきたの?」

質問は途切れることがありません。


…でも、それはバイクのことだけを知りたいわけではないようにも見えます。

話しかけてみる。

笑ってくれる。

また話しかけてみる。

少し近づいてみる。

そして、もう一度戻ってくる。

そんなやり取りを繰り返しながら、子どもたちは少しずつ自分のペースで心の距離を縮めていきます。"大人センサー"のアンテナをピンと張りながら、それぞれのサンタのもとへ何度も戻ってきては、バイクの乗り心地と一緒に、その人の居心地の良さを確かめているようにも見えました。

毎年参加しているサンタの周りに、自然と子どもたちが集まる場面があるのも、きっとそんな積み重ねがあるからなのでしょう。

緑のボスサンタは子どもたちからあだ名までいただいて、大人気です。
緑のボスサンタは子どもたちからあだ名までいただいて、大人気です。

私たちが子どもたちへ届けているのは、お菓子だけではありません。

子どもたちが、そんなふうに気持ちの紐をちょっとだけ緩められる和みの時間も、私たちが毎年届けたいと思っているプレゼントの一つです。

もちろん、それは施設で日々子どもたちを支え続けている指導員さんや保育士さんの愛情に代わるものではありません。子どもたちには、毎日寄り添い、成長を見守ってくれる大人たちがいます。だから私たちは、その輪の外側から、ほんの少しだけ世界を広げる存在でありたいと思っています。

1年に1度、遠くから必ずやってくるサンタたち。

バイクの話をしたり、一緒に笑ったり、プレゼントを受け取ったり。

そんな何気ない時間の中で、

「世の中には、自分たちのことを応援してくれる大人がこんなにもいるんだ。」

そんな小さな安心を、子どもたちの心にそっと残すことができたなら。

それは、私たちサンタライダーにとっても、何より大きなプレゼントなのです。


町の人にも笑顔を灯して

楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。時間にしておよそ1時間。

短い訪問ではありましたが、子どもたちとの笑顔あふれる交流の時間となりました。

こうしてサンタたちは来年の再会を約束し、子どもたちに見送られながら広場を後にしました。

町の人々に手を振りながら走り出せば、町の人々もまた笑顔で手を振り返してくれる。

そんなふうに、町に笑顔を灯しながら走るのもサンタライダーの大切な役目です。

子どもたちや地域の皆さんに元気を届けに来ているはずなのに、気が付けば先々で出会う笑顔に元気をもらっているのは、実はサンタたちの方だったり…。

千葉でも宮城でも、それは変わりません。

それこそが、他のツーリングイベントでは味わえないサンタライダーの面白さ。

千葉からは往復約1,200km、東北圏からも約200㎞以上。

雨にも寒さにも耐えながら走ってきた道のり。すべては、あの丘で待つ子どもたちのために。

「RUN FOR KIDS!」

サマーサンタライダーはこれからも、子どもたちの良い思い出を紡ぎながら走り続けます。

関連記事:サンタライダー千葉2025





 Special Thanks(ご協力・ご支援)

  • 気仙沼市 保健福祉部 部長 遠藤 光春 様 

     出発前の激励、本当にありがとうございました。


  • 気仙沼市 子ども家庭課 様  

    公式LINEアプリでのご紹介、心より感謝いたします。














公式LINEアプリでのご紹介、心より感謝いたします。

  • café RST代表 寺口充俊様


    いつもサンタの拠点として、さらに広報等多面的にご協力いただき、ありがとうございました。

    ☆café RSTさんの情報はこちら



  • 株式会社アイズリンク 半田雅典様

  お忙しい中、ご同行ありがとうございました。

  • モーターマガジン社 松下尚司様

    お忙しい中、ご同行いただき、ありがとうございました。

    ☆今回のサマーサンタin気仙沼の様子は、モーターマガジン社さまでも掲載予定です

  • 三陸新報様

  ご取材・そして早速のご掲載感謝いたします。


  6月7日ご掲載記事



  • 唐桑御つなかん 様

    ご主人はまぐろ漁師さん。マグロの希少部位も味わえる素敵な旅館。サウナ―の聖地でもあります。いつも楽しく過ごさせていただいてありがとうございます。

    唐桑御つなかんさんの情報はこちら


  • 南海部品仙台店 様 

    毎年子どもたちへのプレゼントとして、たくさんのプレゼントお菓子の袋詰めをありがとうございます!子どもたちも大喜びでした!!

    ☆南海部品仙台店の情報はこちら

  • bayFM放送 ハートラック DJコウサクさま

コウサクのラジオ番組ハートラックにて生放送でご紹介頂きました。 いつも応援をありがとうございます! HEARTLUCK bayFMはこちらで




皆様、ご協力ありがとうございました。おかげさまで子どもたち、そして町の方々にも喜んでいただけるサマーサンタになりました。 来年もまた、あの丘の子どもたちに会いに行きますので、ご支援・ご協力の程、よろしくお願いいたします!


























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