THE STORY OF RIDE 189 TOURING RALLY


「この指とぉまれ!」

バイクの本質は人の情操を豊かにし、私たちライダーに新たな活力を授けてくれる素晴らしい相棒であること。

しかし一方で、「社会悪」として有害視されることあり、残念ですが「むしろそれが一般的な認識なのかもしれない」と受け止めておく必要もあるのだと思います。

では、私たちライダーは世の中の片隅で遠慮しながらバイクに乗らなくてはならないのでしょうか?


いいえ、もちろんそれは違います。

社会に疎ましがられるのは、思いやりに欠けた独りよがりな運転が人々に不安を与え、果てはバイクの力を反社会的な力として利用する輩が闊歩する時代があったから…。

『ならば真反対に、気の利いた運転が街の人々のささやかな幸福感のきっかけにもなり、バイクの力を社会のために活かすことだってできるはず。』

そう考えて、「ツーリングで世の中に貢献したい人、この指とぉまれ!」と、バイクの本質を愛するライダーの皆さんの前に高々と人差し指を突き上げて呼びかけいるのが、私たち一般社団法人Peacemakerです。


バイクで楽しむ社会貢献

「え、バイクで社会貢献?なんだか重いなぁ…。」

いえ、そう硬苦しく思う必要はありません。

例えばそれは、バナナやコーヒーなどにたまに付いている「フェアトレードマーク」のようなもの。

フェアトレードマークはその栽培から収穫、出荷までの工程において、児童労働や労働者に対する搾取などがないことを証明するマークで、このマークのある製品は『商品を愛好することが、世界のどこかの人々の課題解決に役立つ』という付加価値(ソーシャルバリュー)を持っていることになります。

この意味を知っていて、マークがついていることにこだわって買う人もいれば、商品を見たら、「たまたまフェアトレードマークがついていた」という人もいるわけですが、いずれの買い方であっったとしても、結果として世の中のためになるわけです。


さて、そんなフェアトレードマークには直接の関係はありませんが、RIDE189 TOUERRING RALLYも、それに似た仕組みを持った「ソーシャルツーリング」。

つまりRIDE189 TOUERRING RALLYは、バイクツーリングを楽しむことが、

①児童虐待防止の啓蒙

②​地域活性化・地方創生活動

③震災被災地経済復興支援

等への貢献につながるようになっています。

ですので「よし、それは大事だ」と趣旨にご賛同いただき、気合を入れてご参加になるのはもちろん、そこまで重々しく考えなくとも「走しることが、子どもたちや、世の中のためになるんだって」とやわらかく受け止めて、普段通りのツーリングをマナー良く楽しんでいただける方ならどなたでも大歓迎です。


そもそも“189”ってなに?


ところで「RIDE189TOUERRING RALLY」というイベント名の中にある「189」という数字。

みなさんこれ、なんだかお分かりになりますか?

これは「189(イチハヤク)」と読むもので、児童虐待緊急通報ダイアルのことです。

最近、近親者による虐待で幼い子どもの

命が奪われるニュースを耳にする機会が多いとお感じの方も多いと思いますが、それもそのはず。

現在児童相談所が取り扱う児童虐待相談件数は過去最高の20万件越を超え、コロナによる巣ごもりも手伝って、通常以上に発見されにくくなっているんです。

例えばこんなことってないですか?

l 近所で大人の罵声や子ども異常な泣き声が絶えず続いている。

l あざだらけで活気のない子どもを夜の公園で見かけることがある。

いずれも『どうしよう?』とは思うけれど、にわかには判断がつきかねることですよね。

そんな時のためにあるのが、189(イチハヤク)。

この189は、通報を受けた児童相談所の福祉司さんが3日以内にその子の安否を確認し、必要であればその子の保護や家庭問題の調整を行うきっかけを作る命のダイアルです。

しかし189を認知度はまだまだ十分とは言えず、より多くの市民に周知を広めることが急務。

そこで、「RIDE189 TOUERRING RALLY」では、多くのライダーに参加を呼びかけ、189の文字が入ったアームカバーを身に着けてツーリングを楽しんでいただきながら、

「189(イチハヤク)」の広範な利用促進・啓蒙効果を高めることを目的の一つに掲げています。


「Run for kids!」を地域活性の原動力に

すべては”サンタ”からはじまった

映像処理の都合でナンバーは見えませんが、実際は合法的に装着されています。

私たち一般社団法人Peacemakerは、2008年から地元千葉でクリスマスシーズンに、児童養護施設の子どもたちと交流する「サンタライダーズ」の活動を続けてきました。

サンタとして施設を訪ねると、子どもたちが見せる屈託のない笑顔に逆に勇気をもらったりするのですが、ある時、そんな子どもたちのほとんどが、児童虐待児を理由に、施設に措置されていることを知りました。

それをきっかけに私たちは2016年から始めたのが、189(イチハヤク)を啓蒙する

「オレンジバイカーズツーリング」

現在では毎年これを、千葉県・千葉市の後援を受けた公式な児童虐待防止推進広報プログラムとして開催するようになりました。



合言葉は、「Run for kids!」


千葉県庁の出発式で『RUN FOR KIDS!』と声を上げる参加者たち(2019年)

ありがたいことに年々、賛同・参加してくださるライダーの数が増大。

さらなる告知効果向上にあたり、安全性への配慮は新たな課題となりました。

そこで、こうした課題をクリアするべく、2019年からは初の試みとして、千葉県内に設定したチェックポイントを巡るツーリングラリー方式を採用。


この方式の採用によりオレンジバイカーズは、これまでのバイクツーリングによる児童福祉の後方支援に加え、ツーリングで地域の活性化を図る「街興し」の性格を併せ持つようになったのです。

また、折しも2019年は、千葉県が度重なる風水害がに大きな被害を受け、南房総の観光資源が大打撃を受けた年となり、結果として、この年にツーリングラリー方式の採用は、災害地経済復興支援の役目も担うことになったのでした。



「指とま」にバイクメディアの強力なサポート

バイクの本質はあくまでも、人々の情操を豊かにし、生活に活力を与えるツールであること。

『バイクの本質を愛好する人々がマナー良く集まれば、街を愉しく、人々をハッピーにする力になれるはず。』そう考えて、私たちが世の中に突き上げてきた数々の『指とま』には、いつも多くのライダー達がとまってその輪も次第に大きくなり、やがてメディアもその指にとまってくださるようになりました。

それが、大正時代に創刊という「オートバイ誌」を発刊しているモーターマガジン社様。

コロナ第3波が明けた2020年8月15日 ~同年10月31日 の期間、彼らは私たち一般社団法人Peacemakerの母体であるCafé Club BIGONEと協働し、オートバイ誌別冊付録「RIDE」の名を冠した「RIDE BOSO COFFEE TOURING RALLY 2020」を開催しました。



これは、2019年以降、先述の災害で被災した上、コロナ禍で大きなダメージを受けながらもなお、社員を、店を、会社を守りながら経済を回し、地域を盛り上げようと歯を食いしばって頑張ってこられた、ツーリング先の飲食店や宿泊業、観光施設の人々を「バイク乗り達で応援したい」という強い思いで企画された「房総復興支援」のためのツーリングラリー。


総参加台数は380台以上となり、ツーリングラリー最終日翌日の11月1日には、共催ミーティングイベント「RIDE MEETING in BOSO」が行われ、モデルの本上みらのさんらが参加したステージショーも行われたほか、KADOYA様、YELLOWCORN様、56DESIGN様など、様々な協賛企業様が、数多く出展ブースを出され、多くのライダーの参加で盛り上がりました。



実は、これが今回の「RIDE189TOUERRING RALLY」の礎(いしずえ)です。


東北・千葉同時開催、その心は?


外見上は震災から立ち直り、穏やかさを取り戻したように見える東北の街並み。

訪ねれば、多くの人々が笑顔で迎え入れてくれるのですが、彼らの地域経済はまだまだ復興途上という状況です。

私たちはそれを知り、2017年から東日本大震災で被災した東北石巻への被災地復興ツーリングを継続しています。


福島県・楢葉町のGSでの1コマ

「被災地復興」といっても瓦礫の後片付け等をしに行くのではなく、現地でツーリングを愉しみながら

ガソリンを入れ、酒やたばこ、お土産などを買うなどで現地にお金を落とすことで、極々微力ながら、地元の経済を応援してくることを目的とした「経済復興支援ツーリング」になっています。

これが縁となり、現地のライダー達との交流はやがて絆を強め、今では東北のライダー達が千葉で開催するイベントに参加してくれるようにもなりました。

特に、千葉県風水害後の2019年の10月に行った災害被災地経済復興支援ツーリングには、「俺たちが困っていることを理解して助けてくれたのだから、今度は俺たちがこれまでの千葉のライダー達の気持ちに応える番だ」と東北のライダーが駆けつけて、私たちに感動を届けてくれたことは、忘れ得ぬ思い出。

災害被災地経済復興支援ツーリングに駆けつけてくれた東北ライダーのhosizouさん(右)と Peacemaker代表のと道家(左)

代表の道家はhosizouさんの来訪に目頭を熱くしたと言います。



そんな彼らの地元東北でも、観光スポットはコロナ禍に疲弊し、また、震災に端を発して児童虐待の増加も、地域の大きな社会問題となっています。

そこで2022年3月11日(金)~11月16日は、これまで絆を深めてきた東北の仲間達と一緒に、ツーリングラリーを開催することになり、そこにモーターマガジン社がご協力のお申し出をくださったことで、「RIDE 189 TOUERRING RALLY」として宮城•千葉の両県同時開催という、かつてないスケールのソーシャルツーリングラリーとして実施することになりました。

※当初は2021年10月~開催予定でしたが、コロナ禍を考慮して2022年3月からの開催となりました。


東北と千葉の両県でコンプリート?

「参加してみたいけど、宮城と千葉の両県を走らなければならないのはちょっと…。」

そんな風にお考えの方もいらっしゃると思います。

しかし、実際はそういうことでもなく、宮城・千葉いずれか片方の参加でも大丈夫です。

千葉・宮城の両エリアのチェックポイントが並ぶスタンプカード

先述の通り、このイベントでは、普段通りツーリングを愉しんでいただくこと自体が、地域の活性に繋がり、東北においてはそれが震災復興支援にもなりますので、東北・千葉いずれかの件のチャックポイントをコンプリートするだけでも貢献度は大。

各エリアでコンプリートを目指してポイントラリーを愉しみながら、普段通りのツーリングとしてご参会いただければOKです。


「さすがに両県制覇までは…」とおっしゃる方もいらっしゃると思います。

RIDE 189 TOUERRING RALLYでは、参加される方がご自分のご都合に合わせてお愉しみいただけるよう、他に2つの参加方法をご用意しました。


時間はないけど遠征ツーリングを愉しみたいあなたに

こちらの「コンプリート+3‘」は、図にある通り、

千葉・宮城いづれか一方のエリアコンプリートに加え、もう一方のエリアの中で3つのチェックポイントをクリアすればOK。

あんまり時間はないけれど、ちょっと足を延ばしてみたい方にお勧めです。


一日だけ参加したい・ビギナーの方のたのしい冒険に

こちらの「エリアコンプリート」は、千葉・宮城いづれか一方のエリアをコンプリートすればOKというコースです。


これなら、恐らく一日で回り切ることも可能ですので、ツーリングはあまり経験がないとおっしゃるライダーにも、ちょっとたのしい冒険としてお愉しみ頂けるのではないかと思います。



めざせフルコンプリート!

もちろん、両県にわたってコンプリートしていただければ、地域の活性化や被災地経済復興支援への貢献度も相当なものになります。

しかし、今回はそれだけではフルコンプリートになりません。

「RIDE 189 TOUERRING RALLY」は、ツーリングという形態を借りて189「いちはやく」の広報・啓蒙を行うのが主たる目的。


ですので、両県制覇+スペシャルチェックポイント内での189の広報活動にご参加いただいた方が「フルコンプリート」ということになります。

ですので、「ツーリング+社会貢献としてその意味をコンプリートしたい。」という志を持ってご参加くださる方には是非、両県制覇+189広報活動のフルコンプリート賞を目指していただきたいと思います。


両県のチェックポイントをご紹介

今回は、宮城・千葉の広範にわたり、数多くのチェックポイントをご用意。

チェックポイントの中には各県に一件づつ、ホテルも設定されていますので、房総半島や牡鹿半島、さらには震災遺構などをじっくりとめぐる旅程を組み立てるのも良いかもしれませんね。

チェックポイントは2021年12月現在、下記の通りとなっております。


千葉県内のチェックポイント(2021年12月現在)

各店の写真をクリックすると、詳細情報を見ることができます。

千葉県内、上記各店の地図はこちらです。

 

宮城県内のチェックポイント(2021年12月現在)